「この写真の女性…菜緒さんといってなー。 本当は星くんの爺さんとお互い好きあってたーー。」 「えっ!? 」 皐月のお祖父様の言葉に思わず写真をのぞきこむとそこには若りしころのお祖父様と皐月のお祖父様に挟まれ密編み姿の綺麗な女性が微笑んでいた。 「君も……皐月を泣かせたりするのかね?」 突然切り出された言葉に俺は首を横にふった。 「だと……いいがな。 君の爺さんは家の為に別の女性と結婚したんだよ。」 皐月のお祖父様は寂しそうに写真を見つめた。