俺はそのままメールを開くと甲原さんの淡々とした文章で『皐月様のお祖父様である会長がご家族に内密で帰国なさり別荘の方にいらっしゃいます。 またお時間ある時に連絡してください。』と表示された内容に俺は思わず梓さんに謝り甲原さんの番号へと発信した。 「――はい、甲原です。」 何度めかのや呼び出し音のあといつもの調子で着信から声が響いくなり尋ねた。 「「もしもし甲原さんーー!! メールみたけどどーゆうこと??」」 「――いま授業時間のはずでは………??」