「事情は知らないけど……確かに俺の学校に転校してきたのは知ってる。」 「なんで教えてくんなかったの? ヨウちゃんに口止めされての?」 梓さんはいきなり俺に食って掛かり襟元を掴んだ。 「じゃあ知ってたら………どうしたの? ヨウちゃんが話してたら梓さんはどうしてたの? あんな連中にさえ仮名まで使ってかくしとおしてまで付き合ってるのにさー!!」 「じゃあ……星くんだったらどーするの??」 俺を突飛ばし梓さんは感情的になって声をあげた。