「―――ゲコッ………!!」 ぶつかった瞬間妙な鳴き声が背後から聞こえてきたのと同時にそれを隠していたらしき布がシュルリ…と床に滑り落ちた。 「なんだ??」 ふと振り返った俺をみつめている水槽らしきガラス越しにみつめるカエルとめがあった。 「「何してんの?? ――――うわっ!!何それ!!気持ち悪い!!」」 除きこんだ水槽からかなり後退した怪訝な顔で絶叫した。 「苦手なんだ??」 「皐月だって苦手よ!!」