ヨウちゃんに突然星くんの事をふられて動揺して口をついた言葉にヨウちゃんはまた苦笑いしながら教室の中へと入るといきなり私の顔面を塞ぐものがとんできた。


「おはよー! 星!! あれ、今日は珍しい持田と一緒かよ!」


しばらく何が起こったのかわからず微動だに出来ない前方から明るい笑い声をはべらせ声をかけられた。


「…………大丈夫??」


ブルン…と振り払い前方の物をまとうように持ち見事に私の顔型がついたその布の固まりをみつめる。