授業もなんとか無事に終わり次の授業である理科室に移動するため梓さんと並んで教室をあとにした。


「まったく…驚いたわよ!! まさか何にも聞いてないなんて~!!」


梓さんがようやく解放された気持ちを深いため息とともに投げ出した。


「確かに………でもなんかもし知ってたら俺絶対学校きてなかったかも…………なんてさっきの授業中に考えたんだ!!」


落ち着いた面持ちで自分の気持ちを語る俺に驚いた表情を浮かべた。