梓さんの妙な態度やこの教室に張り積めている空気について行けず窓の外の気色に目をそらした。 ―――なんなんだ………!!この異様な雰囲気は………!! 机に肩肘をたて頬を手のひらで覆う。 「「ちょっと…!!」」 俺の前の席に座っていた梓さんはその様子に気づき慌てて肘を崩したせいで俺は体勢を崩し机に突っ伏した。 「なに~するんだよ!!」 鼻を押さえながら梓さんを睨んだ。 「皐月は…肩肘ついたりしないよ!! お行儀よくしてよ!!」 「お行儀よくといわれてもな………!!」