「あのさー!! なんだかよくわかんないけど…さっきから女子の姿しか見てないけどさー。」

「そりゃあ………女子校だからねー!!」


「「じょ……じょ…女子!!」」


梓さんから返ってきた言葉に思わず高らかに声をあげたのに一斉に注目をあげる。


「皐月ったら~声が大きいわよー!!」


苦笑いを浮かべながらも上品に笑う梓さんは俺の腕を引っ張りながら靴箱へとたどりついた。