残された俺達はキョトン…と不思議顔でお互い見合わせている間に先程のメイドさんが紅茶とお菓子をもって再び部屋に戻り俺達の前に配り始めた。


「あのー??
高良様っていう女性ってショートヘアーの人ですか?」



ティポットからカップに紅茶を注ぎながら…然り気無く甲原さんに面会を求めて来た女性の事を尋ねるてとやがて目の前に注がれた紅茶をおきながら頷いた。


「さようでございます。 お嬢様もご存知でいらっしゃいましか。」


いや…いらっしゃったも…何も姉貴だし……とは言えず「ええ…。まあ…。」とだけしとやかにひきつる口角を無理やりあげて微笑んだ。