「「よくやったわねー☆とてもお上手だったから花丸あげるわねー!」」


記憶の中なから届く優しい女性は皐月の頭を撫でて楽譜に花丸を書き込んでくれていた。



ーーーそれで………この花丸…なんだ。
楽譜に綺麗な朱色の赤ペンで花丸をかきこんでくれていた幼い頃の皐月の師匠に微笑み…更に楽譜のページをみた時だった。




ーーーヒラリヒラリとなにかが舞い落ちたのに気づき俺は慌ててその落ちた紙を慌てて拾った。