「「ーーー星っ!! 戻ったのか??」」


道場から力強い声が響き…自覚ない私は思わずあたふたとしたまま二人に手を伸ばしかけひっこめた。


「今の星は……貴女よ。皐月ちゃん!!」


そそっと私の背後から小声で囁いた小春さんの言葉に助けられて背筋をしゃんと伸ばした。


「は、はいっ!!お、お祖父様何かご用でしょうか??」


星くんのお祖父様の貫禄に怯えてはいたけど男らしく振る舞わなきゃと精一杯声をはりあげた
らまるで、宝塚男優のような話し方になってしまった。