「「ええっ!! いいんですか??」」

「もちろん……………!! 言いわけないでしょう?
でもお嬢様がいらっしゃらない以上貴方に今の貴方にピアノをひいてもらうわけにはいきませんから……。
お屋敷についたらまず楽譜を見たりしていてください。」



ーーーはあ……っていうか楽譜みただけでわかるレベルじゃないんだけど……。


呆気にとられて頷いたまではよかったが…これから訪れる予想もできない未来はまさに想像をこえているなんてこの時は考えもしなかった。