「もちろん……。
皐月様の自宅にきて頂くしかありませんが…二人を繋ぐ理由付けが必要となります。
その理由付けとして…お二人でピアノ演奏をして頂く必要があります……。
発表会のサプライズとして…二人で演奏をし周囲に意識づけするしかありません……。」
甲原さんは淡々と俺達二人が一緒にいる為の発案を放つ。
「それいいんじゃないかな?」
ヨウちゃんも甲原さんの名案に賛成して指をパチンと鳴らした。
「ちょっ……ちょっと待ってよー!!
俺っピアノなんて全然無理!!!」
彼の名案に盛り上がるなか俺はうろたえつつ反論したものの…………………(汗)
「もちろん……!!
お一人でも弾けるように特訓して頂きます!!」

