甲原さんの言葉に俺も皐月も顔をみあわせる事―――そして、数分後………。 「あっ―――――!!」 悲鳴にも近い声をあげて事の重大さに改めて向き合った。 「俺が皐月の体での生活を強いられるって事は………。」 顔がみるみる紅潮し身体中の血液が高騰する。 「そうです……。 まず生活感が違うというよりも…男女の性別をお二人が受け入れた上での生活を覚悟してもらう必要があると言うことです………。 その辺りの覚悟ができているかいないかで今後の対策を考えなければいけません……。」