うっすらと瞳を開けて意識が戻る梓さんを心配そうに見つめ皐月また目を潤ませた。
「えっ…………!!」
意識が朦朧としているなか…見知らぬ男に覗き込まれている様子に驚き思わず急いで起き上がり身をすくめた。
「ど……どーゆうこと………!!」
身構えて倒れる前の記憶を思いおこしたのか否か俺達二人を交互に見ながら声をあげた。
「ごめんね…。
梓ちゃん………!!
信じらんないけど…男の姿になってる方が…私、皐月なの…。」
完全疑りかかるように身構えた友人の様子に必死に自分の存在を明かした。
「嘘でしょう?
私をからかおうたってそーはいかないわよ!!
皐月なら証拠見せてよ!!」

