【完】とろける☆かぼちゃプリン



ヨウちゃんの言葉に俺は再度…電話の内容を追想する―――。




 「…さっきも言ったかもしれないけど…ピアノの先生がくるとかなんとかいってたかな?」




 「えっ………?

 それだけ…………?」




俺の言葉に再び頭を抱えて唸る…。




俺は皐月と首を傾けていた矢先…ベッドに横たわらせられていた皐月の友人…梓さんがうーんと声をあげた。




 「梓っ!!!

 大丈夫??


 シッカリして…!!」




思わず彼女が目覚の声をあげたのに皐月もヨウちゃんも一時…話を中断してベッドに駆け寄った。