倒れてしまった蓮雪 梓を運びひとまず姉貴に協力してもらい彼女の家に入った。 「すごい…。 豪邸だなあ…………。」 扉を開けた遙か向こう側に続く入り口から繋がる廊下に幾つもの部屋があるのが玄関先からも見渡せるくらいの広さに思わず喉を鳴らしてヨウちゃんが梓さんを背負った後をついて彼女の部屋へとむかう。 やがて彼女の部屋へと到着した俺達は…彼女をベッドに寝かせた。 「―――ふう………。」 額の汗をいっせいに拭い同時にため息をつきへなへなと俺達は力が抜けて床に座り込んだ。