俺が淡々とヨウちゃんの転校初日の話をし始めたら急に青い顔して言葉を制した。 「わかったよ…。 し…信じる…。 じゃあ…高良くんの身体にいるこっちが皐月ちゃん…って事…?」 「ヨウちゃん……!! 私…嬉しいよー!! もう二度と私だなんて気づいてくれないかと思った―――!!」 皐月の奴はいきなりヨウちゃんに俺の身体で泣きながら抱きついたもんだから‥ヨウちゃんは再び取り乱したその様子を厳しい視線が窓の外より突き刺さった。