―――そんな訳で俺達は再び姉貴の車の後方部座席に3人とも乗り込み蓮雪 梓の自宅へと車を走らせた。
「ここからは皐月ちゃんに聞かなきゃわからないから…ひとまずナビよろしく……!!」
バックミラー越しに俺の姿の皐月に声をかけた姉貴に涙をふきつつ大きく頷いたのを見て目を見開いて俺と皐月を交互に見ながらまたヨウちゃんは頭を抱えた。
「星!!
ボッーとしてないで…とにかくそのいたいけな男子にワケを話てあげな!!」
「わかってるよ!!」
俺と姉貴のやり取りに再び顔を上げたもののまた頭を抱え込んだのに深い吐息をつきこれまでの経緯を話した…。

