「痛えっ―――!!」



俺と“ヨウちゃん”は‥そのまま地面に尻餅をついて腰をさする。





 「危ねーだろっ!!(怒)」




自分の事は棚に上げて思わず怒鳴った俺に皐月が俺の首もとを掴み世にも恐ろしい形相で叫んだ。




 「中身は‥星くんでも体は私なんだからね‥‥!!!


 それなのに‥グスッ‥それなのにぃ‥‥‥‥‥!!!(泣)

 お嫁にいけなくなったらどー責任とってくれるのよぉっっ!!!」




突然‥怒りと恥ずかしさからか顔を真っ赤にして泣き出したのに‥俺は我に戻った時………!



 「なあに…泣かしてるのまったくこの馬鹿弟!!

 とにかくみんな車に急いで乗る!!」



痺れを切らした姉貴が俺達の騒ぎを聞きつけ怒りの声を張り上げたのに…俺たちはヨウちゃんの腕を両サイドから引っ張り姉貴の車へと乗り込んだ。