俺は男子校のいつものノリでプロレス技をかけるように脇と腕でぐっと抑えこむ……。



 「ご…ごめん!!

 別にかくしていたわけじゃないんだ……!!


 ただなんて言って話したらいいか迷ってて………!!



 だから…そのっ……!!

 大変言いにくいんだけど…さ…さつきちゃんの胸が頬に……!!」




必死にもがき許しをこうヨウちゃんの悲痛な叫び声に―――――――。




 「ダメェ――――――!!」



気が動転した皐月からみごとな押しの一手と悲鳴が聞こえてきて二人とも突き飛ばされた反動でそのまま体勢を崩して後ろに倒れ込んだ。