「………そんな事言われても………!!」 星くんの言葉にしどろもどろな私の様子をバックミラーで見ながら小春さんがミラー越しに睨んだ。 「皐月ちゃんを責めるのはオカト違いよ――!! ひとまず友人達にわかってもらえるような策を考えなきゃ…!!」 小春さんの正論にグッ…と声を詰まらせて星くんは口を尖らせた。 私はその小春さんと星くんのやり取りが可笑しくてクスッと笑った時…前方に貢献ゼミナールの看板が見えてきた。