あっさりと星くんの言葉を斬りすて…お祖父様に話をふった星くんのお姉さまである小春さんを横目でギンッと眼球だけを動かしたお祖父様は淡々と答えた。
「わしもイマイチよく状況がわかってないのだが…どうやら現在こやつらの仕業で…星とそちらのお嬢さんの体が入れ替わっておるようじゃ…。」
厳格な眉をしかめてキラリーンと目尻の端をつりあげたながら瞳を光らせた厳つい形相でファンタスティック的な話を不釣り合いに説いたお祖父様のギャップに私達は再び苦笑いを浮かべた。
「あらま…………。
じゃあ…いつものやつですか!!」

