「―――そ…捜索願いっ……!!」
梓の言葉に驚き声をあげた言葉に私達も驚きいっせいに電話を持つ星くんに注目した。
「そうよ…!!
お礼くらいいってもらいたいモノだわー。
‥とにかく今日はうちの両親揃って社交界のパーティーに出席してるから‥今どこにいるかわからないけど今夜はうちにきてひとまず泊まってもらうし事情もその時話をしてもらうわよ‥。」
受話器から念押しのように聞こえてくる梓ちゃんの言葉に‥チラリと私を目配せした星君は続けて答えた。
「分かった‥。
ただ一つだけ条件があるんだ‥。
友達も一緒に今夜そっちに行ってもいいかな?
そうじゃないと話せない。」

