「座る位置…変わってくんない?」 「えっ…………?」 真剣な眼差しで囁かれた言葉の意味が分からずふいについた言葉で尋ねた私をそのまま前方に体を突きだして私の背後とバックシートの間をすり抜けて助手席側に抜けた。 「あの…………。」 何が起きたのかわからずじまいで…ただただ唖然としていたのを確認して肩を掴み前方に前のめりになった体を起こした。 「とにかく……。 余計な事は…言わないでいてもらえる…。 ――あとは…俺がなんとかするから……!!」