後輩の君と先輩の私




「せんぱ「好き!」




「翔が好き、嫌いじゃない、好き」


「先輩…」


「あの時、否定しちゃったのは、照れ隠しです!」




もうやだ…


照れ隠しって…馬鹿みたい。



でも、照れちゃったんだもん、しょうがないじゃない。





「先輩、本当、ですか?」

「ホントっ!絶対ホント!」

「嘘とかありえませんよ?」

「分かってる!」

「ドッキリ大成功ー!!とかやりませんよね?」

「やらない!」

「看板とか「出さない!!」




ご、強情だなぁ……




「翔、好きです、付き合って下さい!」




ぎゅ……




「え……」




突然、翔の香りに包まれる私。


甘い……香り。