後輩の君と先輩の私





気にしてない、かぁ……



よくこんなに頭の中モヤモヤしたままで言えたなぁ、私。






変なの…



自分で言ってるくせに、自分が一番違うって思ってる。





変、だなぁ…










そうして、ダラダラと半日が過ぎていく。







午前の授業終了の合図のチャイムが鳴る。




クラスメートのそれぞれが思い思いの場所で昼食を取ろうと半数の人数が教室を出て行く。





「詩歌、お昼食べましょ」




そう言って私の机にお弁当を持ってきたちひろ。





「あ、うん」




私も自分のパンを袋から取り出した。