「翔……」 私は渡された鞄を握り締め、屋上を後にした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ちひろ、おはようっ」 「あ、詩歌、おはよう」 私は自分の席へと行き、机の上に鞄を置いた。 ……あの日から、私が翔に告白した時から、1週間が経とうとしていた。