私は携帯をポケットから取り出した。 ちひろにメールを送る。 「………よし…」 とてもじゃないけど、今日はもう授業なんて受けない。 先生には適当に言っておいてもらうようにしておいた。 ちひろには鞄を持ってきてもらうように頼んだ。 申し訳ないけど、何となく教室には戻りたくない。 ボーっとその場に座り込んでちひろを待つ。 5分後。 ちひろが走ってきた。 「詩歌っ!?どうしたのっ?」