後輩の君と先輩の私






「先輩…あの、俺これでも、一応、翔の親友…やってんですけど」




俯く星くん。





「あいつ、先輩のことが大好きで…ほんと、毎日毎日、先輩のこと話してくるくらい、大好きなんですよ」




「え…」






翔が?




私を?




だって…憧れ、なんじゃないの?







「翔、多分今頃…屋上にいると思います」




「屋上?」






なんで屋上?





「翔、屋上に居ると思うんで」





ニッコリと私の気持ちを悟ったかのように笑った星くん。