「えーと、2年3組若宮詩歌…です?」




「え、と俺、1年の藤堂翔です!よろしくお願いします!」




「うん、よろしく」




いやー、先輩に挨拶をちゃんとするのは大事だよね。





「あの、俺、先輩の事、すっげぇかっこいいと思います!…あのこれからヨロシクお願いします!俺多分何かと先輩に引っ付くと思うんですけど…そこは勘弁してください!先輩に憧れちゃったんです」





長い長い説明?予告?をしてくれたイケメンくん。




せっかくカッコイイのに…勿体無い気がする…





「まぁ取り合えず、バイバイ」




「あっはい、じゃあまた明日!若宮先輩」






…………また明日????







手を振って私はさきほど歩いてきた道を戻った。







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