後輩の君と先輩の私






「先輩…俺の勇気を木っ端微塵にしましたね…」




「いや、そんなつもりは毛頭なかったけど……」




本当のことを言っただけ…なんだけどな。






「とにかくっご飯食べちゃいましょう」






そういって私の机にそこらへんにある椅子を持ってきた翔。



そして私の机をはさんで向かい側に座った。






「今日はちゃんと持ってきたよね…?」




「ばっちりです」




自信満々に笑ってお弁当箱を目の前に突き出したこいつ。







「いただきまーす」



「はぁ……」





能天気にご飯を食べたした翔。