後輩の君と先輩の私





はぁ……とため息をつくと教室のドアからデカイ声。





「若宮せんぱーいっ」



「……ゲッ…」





幸いにも教室に人はそんなに居なかったから変な目で見られる事は無かった。





「先輩、ゲッは無いでしょ」




「いやいや、で、何しに来たの?」




今日も鞄からパンを出した。



今日は焼きそばパン♪





「そりゃあ一緒に食べるために俺はわざわざここまで来たんですよ?」




「へぇ、バイバイ」




「えっ!?ひどっ!………昨日はちょっとだけ優しかったのに…」




「ちょっとじゃなくて、かなりだと思うけど?」





ったく…この後輩は…!