必死に海を探した。 けれどみつからない そして一睡もしないまま時刻は間もなく9時になろうとしている。 RRRRR 電話だ… 怖い… でも海のため! 勇気をだして通話ボタンを押した。 「少年は見つかったのか?」 「いえ、まだ…すいません」 「ちっ、使えねぇやつだな。で金あんのか?」 今五十嵐家は経済的にピンチだった…