ホットココア【短】

その見上げた先には…さっきまでわたしの後ろにいた、彼がいた──



「あっ!」

思わず声を出す。


彼は面倒くさそうに一息つくと、わたしをちゃんと立たせてくれた。


「…お前さ、同じ学校だよな?」


「え…!?あ、はい!」


覚えられていたことに、驚きを隠せない。


彼はまた、息を吐いた。


「その分だと、俺の名前知らなさそうだよな…」