鳴り響くセミの鳴き声と広がる青空 ジリジリと照りつける太陽だけが 今の俺の全てを支配している それもそのはず 今の時間は 授業中だからだ 「ダルいー…あちぃ…」 それにもかかわらず 桐谷和弥は 屋上で 寝ていた。 「う~ん…。あと10分か…」 そう言うと 桐谷は携帯を取り出し メールを打って誰かに送ると 携帯を閉じて また 寝た。