私はすぐにありすに駆け寄ると、
さっきの出来事を話した。
「そっかー。けどさ?垣谷もいるんだから、大丈夫!!!楽しみなーっ。」
そう言ってくれたありす。
「……うん。二人きりじゃないしね。」
二人きりならぜったい断ってたし。
「でもさー、垣谷ってぜったいみふゆのこと好きだよねーっ。」
突然そんなことを言い出すありす。
そんなの、ないない!!!
「そんなの、あるわけなーい。
だって好きなら、二人きりで行くじゃん!!!わざわざこうちゃんのこと、誘ったりしないやんかー。」
そう言いながらも、
もし飛沫のことを好きになれたら
幸せになれるのかな……
そんな疑問ばかりが
頭を回っていた。

