ほんとに、スキ?



「……相談、してもいい?」


遠慮がちにそう聞いた私に

「あたりめぇだろ?」


と言って優しい眼差しを向けてくれた愁くん。


「近くのファミレスでも行くか?
ここじゃ、なんだし。」



そんな気遣いも、さすがって感じだ。


ぜったいいつの日か、
恩返ししよう。



「……うん。ありがと。」





それから私たちは、

近くのファミレスへ向かった。