クラス発表の紙を見ると、
ありすと同じクラスだった。
そして、
こうちゃんとも。
でも、
もう諦められたからいいんだ。
……「はぁー。」
思わず溜め息が溢れた。
するとありすが、
「実冬、大丈夫?」
心配そうに私に問いかける。
「うん!!!大丈夫ー。」
私はとびっきりの笑顔で返事をした。
私はもう、
自分の悩みを誰かに相談することを
……辞めたんだ。
誰にも頼れないわけじゃない。
ただ、
心配されたくない。
もう、過去は振り返らない。
こうちゃんへの想いは、
胸の奥にしまいこんだから。
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