私たちの周りだけ、 ときが止まったよう。 「どういう……意味?」 私は、飛沫を直視することが出来なかった。 「俺が晃太のこと、忘れさせてやるよ。」 普段の飛沫からは想像できないくらい真面目な顔でそう言った。