こうちゃん……私のことは 忘れてもいいよ… だけどっ━━… 今まで、誰よりも支えてくれてて 誰よりもこうちゃんの回復を祈ってたお母さんのことは どうか、覚えていて……━━━ そう、願ったのに。 しばらくして、 病室を出てきたおばさんの顔は、 ……青ざめていた。