「ん……」


え?

今、声しなかった?


私は、

伏せていた顔を上げた。



すると……

「……?」



目をうっすらと開け、

不思議そうに、こっちを見ているこうちゃん。



「こうちゃんっ!!!」



私は思わず叫んでいた。


そしてすぐにナースコールし、

担当の先生に来てもらった。