「こうちゃん……ごめんね。 私のこと、せっかく守ってくれたのに…なのに私、こうちゃんに何もしてあげられなくてっ━━… ねぇ、どうして? 私なんかのこと、守ったりしたの? 大好きな人がこんなめにあうなら、 私がトラックに轢かれた方が良かったよ……━━━」 そう言って、 こうちゃんの手を握った。 無力すぎる自分に、 腹が立つ━━………。