甘い密【おまけ更新中】

「っ、」

ふと、視界に入ってきたのは、

明くんの唇。いったい何人の女の人が触れたのだろうか…きっと、本人も記憶無いだろうね…。


チクリ、と胸が痛む。



どうせ、起きないのならキスでもしてしまおうか。


ドクドクと心拍数が上がってくる。もし、起きてしまったら…と考えると怖い…。


身を屈めて、長い髪を耳にかけながら、明くんの顔に近づく。