ガチャ

あたしが、自分の部屋のドアを開けた瞬間誰かに抱きつかれた。

その正体は…

「っ、明…くん?」

何何?なんであたし抱きつかれてるの?

「どうしたの?」

そう言葉を返すとますます力を入れて抱き締めてきた。

「ねぇ、雅?」

凄い、小さい声であたしの名前を呼んだ。
神経尖らせてないと、聞き漏らしそうな声だった。

「なぁに?」

「あのさ、雅が好きなのは俺?」