甘い密【おまけ更新中】

それから、明くんの彼女を見るたびに泣いていた気がする。


あたしがただ望むのは貴方の瞳にあたしが映ることだけ。


彼女じゃなくていい、幼なじみのままでいいからあたしをあの頃のように隣に置いて欲しかった。


「明くんに、キスしようとした。」

目線を床に移してポツと呟く。

「ねえ、明くん、あたしの気持ち気づいてたでしょ?」

ねぇ、なんか言ってよ。