ーがチャッ
「ただいま」
「胡乃葉ーーーっっ!
もーーっ!どこ行ってたの~?
ケータイかけても出ないし~…」
ぷくっと頬を膨らませた
可愛い美紅が、
部屋に帰ったあたしを出迎えてくれた。
「ごめん、ちょっと迷っちゃって」
「心配したんだからぁ…」
「先、お風呂だよね?行こっか♪」
ちょっとまだ膨れてる美紅を連れて
大浴場に向かった。
「うっわぁーーー!!」
広い温泉を見たら、
すぐに機嫌をなおしてくれたみたい。
「…なに?」
じっと見つめてくる美紅は
あたしの胸に視線を移した。
「…胡乃葉って…
着痩せするタイプ…?」
「はい?」
「ーっひゃ!」
両手で胸を鷲掴みにされる。
…顔に似合わず変態ですよ、
美紅さん…。
「やっばー…触り心地も最高…」
「何言ってんの…
変態になってるよ?」
「胡乃葉、さてはーー…」
ーぎく。
い、いや。。
夜のことはばれないよね、さすがに。
「色んな人に
揉まれてたりしてーーー!」
…当たってるし。
「ばか、んなわけないでしょ!」
「だよねー☆胡乃葉、
変なとこで真面目だし!」
…恐るべし、女の勘。
でも、ばれてない。
キスマークとか、全部昨日
チェック済みだもんね。
「あっ、胡乃葉!キスマーク!!」
「え"…?」
「うっそぴょーん♪」
…美紅さん…
テンション上がると本当に怖いです…

