「包丁の切れ味試したかったから」 こんなバレバレの嘘にも 「…胡乃葉は一応 ここのトップだろーが…馬鹿か」 和哉は乗ってくれる。 「他に怪我は?」 「ないよ」 背中の傷とか、 和哉は知らなくてもいい。 まだ和哉は 光の世界の人だから。 そしてこの子も。