あたしはすぐに動いた。 先回りをして、 上手くすれ違うように歩く。 これであたしにかかって くれなければーーー… 「カズ!‼」 「え…?ーーーひゃっ!?」 カズ、という名前が聞こえて あたしは 肘から引っ張られた。 「お、ビンゴ♪」 「お嬢さん、4Pは好み?」 あ、赤い髪…… 眼…赤いカラコン…? 周りの男2人しか しゃべってないのに 後ろにいる赤毛の奴に 思わず目を取られてしまう。 美紅が 言ってた通り… “綺麗”が似合う。。 なんだろ…吸い込まれそう…