「わかった。…わかったから、離して」
盛大なため息と共に
和哉を引き離す。
一緒に寝ればいいんでしょ、寝れば。
どうせ添い寝だけなんだろうし。
「言ったね」
私から離れた和哉は私より先に
ベッドにダイブした。
そして私のスペースをわずかにあけて微笑む。
「おいで?」
「…っ」
…ずるい。
男の人と触れ合うことは
全く抵抗も何もないけれど
こんな風に優しくされるのは
残念ながら慣れていない。
おいで?なんて言われると
行きづらい……
「胡乃葉」
名前を呼ばれて
「ちょ…っ」
手を引かれて
ベッドの上、和哉の腕の中。
「んー、落ち着く」
抱きしめる腕も優しくて。
「…」

